中国3強(百度・アリババ・テンセント)17年12月期決算まとめ

中国のインターネット三強と呼ばれるバイドゥ(百度/Baidu)、アリババ(阿里巴巴集団/Alibaba)、テンセント(騰訊/Tencent)の2017年12月期決算が、3月21日のテンセントの決算発表により出揃った。

百度は中国最大の検索エンジン運営会社で国内シェア約70%、全世界の検索エンジン市場でもGoogleに次いで第二位の地位を占める。

アリババはIT系の持株会社で、電子商取引分野に強い。
中国国内シェア50%超えのネット通販サイト「天猫(Tmall)」、個人間ネット取引サイト「淘宝網(Taobao)」、電子マネーサービス「支付宝(Alipay)」などの運営会社を傘下に収める。

テンセントもIT系持株会社だが、ゲームやSNS分野を主戦場としている。
売上高としては世界最大のゲーム会社でアプリ収益も世界一、SNSでは微信(Wechat)がFacebookに並ぶ月間アクティブユーザー約10億人となっている。

2017年12月期決算の数字部分を見てみると、売上は百度が37.5億ドル(前年同期比29%増)、アリババが127.6億ドル(前年同期比56%増)、テンセントが363.87億ドル(前年同期56%増)。

EBITDAは百度が10.5億ドル(前年同期比78%増)、アリババが55.6億ドル(前年同期比34%増)、テンセントが37.0億ドル(前年同期比39%増)であった。

三強共に大幅な増収を記録しているが、百度とアリババの売り上げが市場予想を上回ったのに対し、テンセントは市場予想に届かなかった。


百度は前期 AI分野に注力。

近年凋落が噂されていたが、利用者が読みたいコンテンツを表示するニュースフィード機能を取り入れ、新たな広告収入源とした。2018年度はモバイルとAIビジネスに投資し、自動運転のApolloプログラムや対話型AIなど新しい分野にも力を入れてゆくという。

アリババは11月11日の「独身の日」の売り上げが過去最高を記録するなど、中国国内の消費者の購買意欲に牽引され高成長。

主力ECに加え、中国シェアNo.1のクラウドコンピューティング部門も成長に貢献した。

前期71億ドルものフリーキャッシュフローが発生、今後はこれを小売、クラウドコンピューティング、デジタルエンターテインメント、そして国際化に投資してゆくとしている。

テンセントはゲーム事業の伸びが減速、成長の鈍化が見られた。

しかし馬化騰CEOはゲーム事業の先行きに関して楽観的。
短期的な収益化よりも利用者数の増加に注力しており、レーシングゲーム『QQスピード』など内製したゲーム、バトルゲーム『PUBG』など人気タイトルが今年前半から収益に貢献してくるだろうとしている。

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